AKIYA × MUSUBIによるセカンドホームのリノベーション

質問：1. まず自己紹介をお願いします。そして、日本で空き家を所有し、リノベーションすることに興味を持った最初のきっかけは何でしたか？

回答：こんにちは、オーストラリアから来たセルジオとリズです。私たちには22歳と20歳の息子、そして11歳の娘がいます。世界中の多くの人々と同じように、私たちも日本の文化や暮らし方に常に魅力を感じていました。そして多くの人がそうであるように、初めて日本を訪れた後、この国をもっと深く知り、体験し尽くすために、2度目、3度目の旅行を計画し始めました。色々と考えた末、息子たちが日本語を学び、文化に触れて言語への理解を深めたいと決意し、そのために日本で生活したいという考えを持つようになりました。私たちは昔から別荘（ホリデーホーム）が欲しいと思っていたので、空き家を購入するのはごく自然なことでした。

質問：2. リノベーションの過程で、最も懸念していたことは何でしたか？また、それをどのように乗り越えましたか？

回答：空き家とその購入後の費用については、かなり調査しました。特に、実際に家を訪れて写真では分からなかった部分を目の当たりにした後では、リノベーション費用がかかることは分かっていました。最大の懸念は、私たちが心に描いていた基準と技術的な要件の両方を満たしてくれる、信頼できるリノベーション会社を見つけることでした。空き家購入でお世話になったAkiya Heavenの友人たちがAKIYA X MUSUBIさんを紹介してくれて、話し合いを始めるためのオンライングループを立ち上げてくれました。これらのやり取りはすべて、私たちがまだオーストラリアにいる間に行われました。

質問：3. 最初のリノベーション相談からプロジェクト完了まで、AKIYA × MUSUBIとの協働体験はいかがでしたか？

回答： AKIYA X MUSUBIさんとの仕事は、本当にスムーズでした。自己紹介の後、彼らは施工品質が分かる写真を見せてくれました。プロセスや見積もりに関しては、常に明確で透明性がありました。リノベーションに関わる作業を正確に評価し、それに応じた見積もりを出すために、まず現地調査費用がかかることも理解していました。技術者が現場にいる間も写真を送ってくれたり、どんな質問にも答えてくれたりしました。そして最初の見積もりについて説明してくれました（彼らが説明してくれたように、リノベーションの過程でしか分からない予期せぬ修正や追加作業が発生する可能性があるためです）。彼らは作業スケジュールを立て、それを遵守してくれました。日本ではほとんどのものが特注品だからです。進捗状況を伝える写真や動画を送ってくれ、作業後にはきれいに清掃し、すべての作業が完了したことを報告してくれました。

質問：4. リノベーションの過程で、予期していなかったけれど経験したことは何かありましたか？

回答：日本のリノベーションのプロセスが、オーストラリアや南米など世界の他の地域とは大きく違うことに驚きました。こちらではDIYで多くのことができ、特定の作業のために職人（tradie）を呼び、店に行って家電や家具を買ってその日のうちに取り付けることができます。日本では、これらすべてがもっと本格的です。作業スケジュールや多くの家具がオーダーメイドであるというだけでなく、プロジェクトの規模に関わらず、リノベーションにはプロジェクトマネージャーが存在するからです。他の国と比べるとプロジェクトに時間がかかるかもしれませんが、正直なところ、それだけの価値はあります。

質問：5. 私たちの仕事の中で、最も印象に残っていることは何ですか？また、その理由も教えてください。

回答： AKIYA X MUSUBIさんと仕事をする上で最も印象的だったのは、その細部へのこだわりです。過去のプロジェクトの写真を見ていたので、品質が非常に高いことは知っていましたが、プロジェクトの最終検査の日に、CEOがリノベーションしたキッチンの床の見切り材が壁のドア枠と完全に一致していないことに気づき、それを修正してくれたのです。私が最初の写真を見たときにはそれに気づきませんでしたし、素人目には特に問題とは思いませんでした。しかし、そのようなディテールこそが、良い会社と素晴らしい会社を分ける違いなのだと思います。

質問：6. ご自身の経験から、これから空き家を購入する方へ伝えたい教訓はありますか？

回答：

教訓01： 購入前に必ず現地を訪れること。家を実際に「感じて」、そこで暮らす自分を想像できるだけでなく、近所の様子や道路、家へのアクセスのしやすさなどを実際に確認できるからです。

教訓02： 自分自身と予算に正直であること。私たちの場合、購入価格の少なくとも20%を追加でリノベーション費用として考慮する必要がありました。空き家が古ければ古いほど、リノベーション費用は高くなります。

教訓03： 可能であれば、購入前に専門家による住宅診断を検討すること。それによって、基礎がしっかりしているという安心感が得られるだけでなく、家の本当の価値（コスト）をより正確に把握することができます。